平成17年2月定例会産業経済委員会 3月14日


◆石井修委員
今の嵐委員の話は非常に大事だと思いますのでよく検討して下さい。今毎日テレビを見ていますと株式会
社ライブドアとフジテレビグループとの話があって、なんだか国会では何か法律を作るということで、そ
ういうことはあり得ることであったにも関わらず、今毎日のように、あっちが勝ったとかこっちが勝った
とかとやっております。あれは株式会社ライブドアの方が、今までの法律からすれば正しいのであって、
外国資本があって話もそこへいきますけれども、それがどうかは分かりませんけれども、ああいう形で参
入をしてくるということになりますと、そのお話しの延長線上には嵐委員の話はまんざらでもないという
話に結びつくような気がするのです。
 農地法とかそういうものに限定されていると言いましても、5反以上田んぼを持っていてどうのこうの
ということで、それで農家かどうかという認定をするということでありますから、ではお金で田んぼ5反
以上買って農家になれば、いくらでも農地を買えるのかということになりますし、農事法人を作って集落
営農という形でやって、農事法人を株式会社化すればその株を買って、一人一人切り崩していこうと思え
ば、50軒の田んぼを全部一括してやっていますけれども、来年からあなたの田んぼはどうも作が悪いから
幾ら投資して米を作ってもだめだから仲間から出ていってくださいという方式で、脅したりすかしたりし
ながら、その農事法人が農地を取得していくという形になれば1年2年ではできないかも知れませんけれ
ども、長いスパンで考えれば可能なことでもあるというふうに思われるわけです。そういう意味では、し
っかりここは検討しておかなくてはならないし、もし国にそういう法律がなければ、農業大県である新潟
県からやはり提案をしていくというスタイル、あるいはスタンスも執らなくてはならないのではないかな
と思います。
 私は過去において、ソビエト連邦が解体する1か月前にハバロフスク、ウラジオストクに行ってまいり
ました。帰ってまいりましたらソビエト連邦が解体されてロシアになって、あるいはカザフスタンができ
たりいろいろなものができていますけれども、民族闘争、民族紛争、一方では宗教戦争が行われておりま
して、壊れないだろうと思っていたソビエト連邦がいとも簡単に壊れてしまった。しかも、チェチェン問
題などというものは、あそこで問題が起きて紛争を起こしていて、武力介入してますよと言っても、あの
戦争は何か原因があるからおそらく紛争が起きているのだろうと思うのです。そうでなければ鉄砲の弾を
飛ばす必要はないわけで、戦争するにはそれなりの、紛争を起こすには起こすなりの理由があると思うの
です。中国でも、この間ある本を読みました、新疆ウィグル自治区の方では、あれはもともと東トルキス
タン共和国という国で、今アメリカで中国から独立するのだという運動を展開しているのも目にしました。
そういうものを見ますと、あの中国の 5,000年の歴史と言っても非林非孔という、一時期中国国内で林彪
(りんぴょう)、孔子を批判するということを言っていまして、いい国になるのかなと思ったけれどもそ
うではなくて、また儒学、儒教というものを大事にしながらやっていこうという考え方があるそうであり
ます。そういうものを見ていますと、あの国では宗教から、宗教紛争による紛争というのは歴史の中に一
杯あります。最近では法輪功です。そういうものを見ても、ああいう国の在り方としてあの国で紛争を起
こそうとすると、中国では必ず宗教がらみのものが出てくる。それ以外の国は、民族紛争が起きてくると
いう中でいろいろな国内問題、そこに対抗するよその国から、いろいろな手が出たり足が出たりというこ
とがいろいろな紛争に結びついているのではないかなと思っております。
 そうしてみますと、前にも話しましたが、日本の畜産は北海道中心でしかも外国からの圧力があり、県
内の畜産家も真剣に取り組んでいたころでも搾乳も含めて 500軒切れるのではないかと。今日どれくらい
の畜産家がいるのか分かりませんけれども、それも実は外国のいろいろな圧力によってその業界が締めつ
けられていっている。最近日本で最大の農畜産物加工業者であった雪印乳業株式会社が国内の牛肉を外国
の肉とごまかしてどうのこうのというところから火がつきまして、あの会社が影も形もなくなったと。ロ
シアに行くとあるのです、中古車に雪印と書いてあります。あれは消すのは金がかかるからなのですが、
ロシアに行くと雪印の車は走っていますけれども、あれももしかしたらいろいろな対日戦略として、アメ
リカだけではなくて、対日戦略としてやられたのかなと。つい最近の、鳥インフルエンザは別にしまして
牛肉ですが、京都だかに大邸宅を構えて政界とも癒着しているとも言われているかもしれませんが、大変
なことをして大変な事態になっている。正に今農産物の問題が、だれがどうやっているか分かりませんけ
れども、問題を起こした方が悪いのでしょうけれども、企業防衛をできなかったのが悪いのでしょうけれ
ども、そういう問題が起きているのはただ単に、単純に我が国の国内問題として起きていたのかどうか。
アメリカのロッキード問題のどうのこうのも含めて、何か似たような事件がずっと起きている。その根元
に何があるのだろうと疑ってみたくなるのです。
 今日、米の問題を取り上げておりますけれども、先ほどエコファーマーとかいろいろなお話がありまし
たが、それ以前に、まだこの国が独立国として自給できるという問題をとらえた場合に、華やかな話はい
いのですが、根本的に今の日本が執っている農業政策、米政策、それから減反政策というものを見直して、
私は勉強不足だったものですから食糧庁がいつ無くなったか分からなかったのです。今食糧庁に代わるも
のをお聞きしましたら、現在は社団法人全国米麦改良協会というものが受け持つのだそうでありまして、
私は知らなかったのですけれども、そうなっているのだという話であります。
 何を言わんとしているのかと言いますと、いろいろなものが今、日本に対して外圧をかけてきていると。
この間も私は申し上げましたが、日本の国はアメリカの51番目の州になっているのではないかということ、
そうであってはならないし、先ほど申し上げた畜産も新潟県、農業大県として、米大県ではなくて農業大
県としたならば、新潟県の畜産の最低ラインはこれくらいと。また右肩上がりになるときのために今、保
護、育成しなくてはならないのではないのかなという意識を私は持っています。それから米問題にしても、
早ければあと2年で市場経済に放り投げますよと、遅くても5年以内に放り投げますよと。中原委員のよ
うにエコファーマーと言って無農薬栽培をやっていてどうしましょうという問題も片方でありながら、農
薬を使う使わない以前に、今この新潟県内にある大地がカドミウムというものに汚染をされていてそれを
解消しない限り、私の所もそうですが、五泉市もありますし、新津市もありますし、豊栄市もありますし、
無いと思っていた南魚沼市にも出ているわけです。
 そういう問題を抱えながら、どう今のものを直していって、国の政策に間に合わないようになったらど
うなるのですかということを心配しているのです。今申し上げた中でこの国の政策を進めていきますと米
の産地間競争というものは激化するのではないか。激化した場合に何を勝負としてその激戦に勝っていく
かお話しをお聞きしたいと思います。

◎農林水産部長
これからの農業行政全般について、今後の基本的な考え方ということであろうかと思います。まず一点は
今ほど委員からお話しがありましたように、国際問題でいろいろな形での食の安全というものが出てきて
おりますが、正にお話しのように純粋に安心、安全という形だけの視点なのかどうなのか。いわゆる国際
経済社会における各国家間の戦略の中で、そういったものが一部使われているのではないかというような
意見もあるわけでございます。その辺は、我々きちっと見定めた上での対応というものが必要であろうか
と。日本は日本としての主張というものをきちっと、外交ルートあるいは経済ルートを通じて行っていく
必要があろうかと思います。一方国内においては、お話しのようにこれから市場経済、農業が今まで特別
であったということの中から逆にいわゆる振り子ではございませんが、市場原理を全部導入していくとい
うような動きもあるわけでございます。この中で一つ考えなくてはいけないことは、他産業と違いまして
農業自体が持つ特殊性に、やはりきちっと注目をして行かなくてはいけないのではないかと思っておりま
す。いわゆる自国の食料をどの程度自国で補っていくのか。この基本的な考え方を無くして、一般的な他
の産業と同じような形での議論というものはなかなか難しいのかなと、あるいはそういった形での議論に
陥ることは戒めるべきではないのかなと思っております。しかし、一方ではやはりある程度の市場原理の
中で農業をこれから推進していくといった場合、やはり具体的には産地間競争、県同士ではなくてまず新
潟県内においても各地域における競争というものが出てくるのかなと。その時にはいかに、食料を消費す
る、いわゆる消費サイドから見た需要にどう答えていくのか。それには安全安心といったものが非常に大
きなウェートを占めてくるというふうに考えております。そういったところをきちっと売り出せる商品を
作っていかない限り、なかなか農業の将来展望は出てこないのではないのかと考えております。

◆石井修委員
外国が我が国に、農産物に対してどうこうと言ってくる話はあるとして、国内においてすら、安心安全な
物を作っていかない限り、流通には乗らないということです。そしてそこに追い打ちをかけて外圧が入っ
てきた場合に、関税の引き下げを迫られたり、農産物の安全性を問われたり、それが世界のルールです。
グローバルスタンダードです。括弧付きのアメリカンスタンダードかも知れませんけれども。そういうも
のを迫られた時に、我が国、特に農業大県、この新潟県はどういう体制を執らなくてはならないのかとい
うことを、今聞いていて答弁を頂いていますが、安心、安全のほかになお外国から圧力がかかってきて、
例えば自由貿易協定、2国間協定をするということで日本とメキシコは協定署名をしておりますし、フィ
リピンと大筋合意をしていると。韓国、マレーシアと今交渉中だよと。それはWTOを通さずに2国間で
交渉しましょうよという話だそうですけれども、既に合意をしている所があると。国によって別々ですけ
れども、その関税を引き下げた場合に、我が新潟県で産出している産物にどれだけの影響が出てくるのか。
これは新潟県の声が農林水産省に届いているのかどうか分かりませんけれども、少なくとも農業大県の意
向は聞いてくれているのだろうと思いますけれども、そういうものを踏まえても、安心安全のものが無い
限り、さらにそこに、対外国的に関税を引き下げたら、我が新潟県の農業は全滅という大変なことになる
と思うのです。これをよく農林水産部でひとつ詰めていただいて、きちっと方向性を出していただきたい
なと思います。
 カドミウムの問題に入りますけれども、実際に余り風評が立ってはまずいと言うことから、みんな口を
閉ざして、私どもの自由民主党の県会議員の中でも農業に特に明るい方に言うと、いや石井さんそれは熱
いお湯に入って黙ってじっとして動かない方がいいんだという方もいます。そう言われたものですから、
あなたそのお湯熱くて我慢できるうちはいいけれども、マイナス50度くらいに凍っていたらどうするのだ、
死んでしまうよという話をしたのです。構わないでおいて、いけるものかどうか。今日この答弁者側に座
っている皆さんが、あと何年課長をして昇任して部長になってと言っても何年後になるのか、私が県庁を
辞めたらの話にしてくださいと、まあまあ議論はしますが私が県庁を辞めてからにして下さいと言って先
送り先送りされていったら、これはもう何のために仕事をしているのかということになってしまうのです。
私の代にそんなとんでもない話を持ってきてくれるなという姿勢であってはならないと思うわけです。是
非しっかり取り組んでいただきたいと。私は今、米のことしか実は言っていないのですけれども、米だけ
ではないのです。大豆もトマトも全部です。ただ私の耳に入ってきて、私が資料を集めているのは米の含
有率だけなのです。それに対する対策というのが、水を十分に与えておけば出ないということです。地中
にある酸素と結合して酸化しない限り大丈夫だと。地中を酸性にしなければいいのだと。pH6以上にし
ておけばいいのだと、余計すぎてもだめなんですけれども。それでもだめならひまわりを植えて吸収して
もらう。ケナフを植えて吸収してしまう。全部取れるわけではないのです、今考えられるのはその三つし
かない。ならば、短期、中期、長期の計画としてどう取り組みますかということなのです。話が長くなり
ますが、取り組んでおられるかどうかまず聞いてみましょうか。

◎農林水産部長
農産物、特に米の安全に対する取組ということでございます。今ほど委員からお話しありましたように、
今の段階では水管理ということでありますけれども、現在そういったことに対しては、国の試験研究機関
あるいは県の試験研究機関共同で、いわゆる恒久的な対応というものがどの程度までできるのかというこ
とで今研究を進めている段階でございます。

◆石井修委員
研究している段階で、県の農林水産部としてはどういうふうに取り組んでおられるのかということです。
これは農林水産部ではなくて、農地部が取り扱うのですか。それとも農林水産部として考えておられるの
か。農林水産部は政策部門でいろいろな政策を立てますけれども、ハードの仕事、現場のほ場だとかとい
う様々な公共事業に関するものは農地部なのですよということですか。この問題をどちらの部局で取り扱
うのですか。異論もありますけれども、本当は農地部も農林水産部も一本であればここで簡単にできるの
ですけれども、なかなか合体するという話にはならないようでありますのでお聞きします。

◎農林水産部長
本来農林水産物という物の安全・安心という取扱いについては農林水産部の方でやっております。その安
全・安心な農林水産物を提供するためにどういうことが必要なのか。ハード、ソフトも含めまして総合的
にうちの部でやったりもして、その中でのハード部門については農地部の方でやっているという形でござ
います。

◆石井修委員
そうするとそのハード部分の方がこういう問題を取り扱うということではないですよね。安心・安全の対
策を執るということは農林水産部なわけです。具体的にどう動き出しているのか。県内の水田もあれば園
芸の方のものもあるわけでして、それぞれのポジションでこういう問題が出ているわけです。平成14年度
から最近如実に出てきています。平成14年度、15年度、16年度と出なかったことがないのですから、特定
の地域ですけれども。そういう問題に対して、農林水産部で前向きに取り組んできておられるということ
であればお聞かせいただきたい。

◎農産園芸課長
お尋ねの対応でございますけれども、これまで幾つかの取組をしてまいりました。委員御承知のとおり一
つは平成14年度からそれぞれ水管理等における効果確認調査というものを3年間実施をしてまいりました。
それからまたそうした際に使用する土壌改良資材等の施用につきましては国の事業を活用する中で、県が
一定の負担をする中での御支援もしてきたところであります。それからそれぞれマニュアルづくりをはじ
め、現在農業総合研究所におきまして、土壌の濃度低下を図るための土壌改良の技術研究についても、国
と連携する中で独自の研究を重ねております。具体的には例えば密陽23号というような生育量の大きい水
稲を使いながら、そこにカドミウムを吸収させるようなそうした品目選定に向けた試験を継続していると
ころでございます。
 さらには水管理をすることによって収穫時の地耐力が低下をいたしますので、そういった場合のいわゆ
る湿田におけるコンバインの導入支援ですとか、あるいは一方で先ほど部長が申し上げましたとおり、国
に対して研究開発の取組などを提案をしてきているところでございます。なお米以外の取組につきまして
も、大豆等につきましては土壌改良資材の施用効果の検討を平成15年度から取り組んできておりますし、
また野菜関係につきましては、里芋等を対象にしたアルカリ資材の施用による吸収抑制効果の検討などに
つきましても、平成16年度から取組を開始しているところでございます。

◆石井修委員
大変ありがとうございます。私は筑波大学の方からの情報として、新潟県から過去2年にわたってこの問
題に対する研究を依頼されましたと、去年からなくなりましたと、今音信不通ですというような情報を聞
きました。これは農林水産部なのか農地部なのか分かりませんけれども、一応何か努力はしていたのだな
と、それであとはもうやめたのかなと思いました。何か政策でもできて、余り風評が立ってはいけないと
いうことで公表しないのかなと、それにしても私どもにも全然聞こえてこないなというのが一方にありま
す。私が心配しているのは、米だけではないわけです。
 水をぴっちり張っておけば一番酸化しないということですが、では園芸関係などというのは余り、樹木
や野菜に水をじゃぶじゃぶかけておいても大変なわけです。できないわけです。畑作も水稲も園芸も同じ
土俵の中でやっているわけです。特別変わった物を入れているわけではないでしょう、同じ大地ですから。
そうなった時に土が空気に直接触れていれば酸化をするということなんですから、水田のようにしょっち
ゅう水の入っていない、足りないのはもっと悪いわけですけれども、入っていない園芸などというのは大
変なのではないですか。
 大豆はコーデックス委員会では米と一緒に 0.2ppmにしなさいと、これは国際基準ですと。米は、厚
生労働省は 0.4ppm以下ですよとなっています。コーデックス委員会は 0.2ppmですよとなっていま
す。大豆は、コーデックス委員会は 0.2ppmですよと、これは世界基準ですよと。厚生労働省は 0.5ppm
ですよといっています。里芋は、コーデックス委員会は 0.1ppmですよと言っています。厚生労働省は
0.3ppmですよと言っています。にんにくは世界基準は0.05ppmですよと言っています。日本は 0.2ppmで
すと言っています。オクラ、世界基準は0.05ppmですよと、日本は 0.2ppmです。トマトは設定して
いないですけれども、日本は0.05ppmです。こういうデータが、国際基準を作っているコーデックス委
員会で議論されていて、すべて今私の言ったものは日本の方がずっと基準を上回っている。いかに国際基
準に合わせるかという議論を迫られているのです。ではこの物を、私はもう58歳になりますけれども、地
元産の物を食べて現在に至っています。別にイタイイタイ病になったわけでもなんでもありませんけれど
も、より安全なというふうなことを問われれば、そういうものに、世界基準に合わせていく努力をしてい
かなくてはならない。
 雪印乳業株式会社はBSE問題でおかしくなったけれども、別にあそこで作っているチーズが悪かった
わけではありませんでしょうし、毎日飲んでいた牛乳が悪かったわけではありませんでしょう。何か一つ
切り崩せばもう全部だめになるのではないですかと言われた場合に、新潟県全般にこのカドミウムの問題
はないけれども、新潟米は汚染米だと言われたら、魚沼コシヒカリなんかは今の価格を維持するどころか
ゼロになりますよ。そういう不安を抱えながら農業をやっていくのだということになったら、これは大変
なことになると思うのですが、どうですか。

◎農産園芸課長
安全・安心の取組は委員お話しのとおり、当たり前というか、安全・安心というものは、それに立ち向か
っていくのはもう当たり前という認識を持っております。委員お話しのございましたとおり、私ども今対
応策を講じておりますのは、水稲の場合、水田の場合には収穫期前後3週間の湛水(たんすい)というこ
とでやっておりますし、大豆あるいは畑作物については水という力を借りるわけにはまいりませんから、
この場合にはアルカリ資材などの施用をということで今試験をやっているところでございます。ですから
水稲に対する対応、それから大豆、畑作物に対する対応、それぞれカドミウム濃度の低下、吸収抑制をす
るための技術に向けた研究を独自に進めているところでございます。

◆石井修委員
長くなりますから一つ一つ詳しいことを申し上げて質疑応答はしたくありませんのでカットしてお話しし
ているのですが、幼穂期からもう水がいらないという出穂になって、実が収穫できるまでになったら水を
切って、田んぼを乾かさないとコンバインが入らないわけですから。その間60日間、出穂の時期から穂が
満たされるまでで約25日間と言われています。そういう議論をしますと、いや昔は水は足りたのだけれど
も、わせ米というものを最初まず作って、中間米を作って、それからおくての米を作ってという農業をや
っていたから今までよかったのだけれども、最近は全部コシヒカリというおくての米を、全県みんな同じ
植え方をするものですから水が一番必要な時期に水が無くなるのですということなのです。水が無い、で
はカドミウムが出るのですねという理屈になってしまうわけです。ある課長は農業集落排水事業をやって
しまったからしょうがない。この間も言いましたけれども、大便の時だけ流して、小便の時は流すなとい
う議論をする方も過去にはいました。
 そんなことで農家が、あるいは農民の皆さんが納得しますかということなのです。今の説明も分かりま
すけれども、具体的に、私は出たらどうするのだと言っているのではないのです、これ以上言いませんけ
れども。出ているのです。その出ているものに対して、どういう対策を執っているのかと聞いているわけ
ですから。一般論で答えても、こうすればいいのですと言うのであれば、いいのですであれば、やってい
ますかということを聞いているのです。

◎農産園芸課長
水稲につきましてはマニュアルを作りながらそれぞれ地域機関等と連携を図る中で、農業者の皆さんに、
今お話がございましたとおり、出穂前後のそれぞれ3週間のいわゆる湛水管理について徹底しているとこ
ろでございます。

◆石井修委員
金曜日に私が申し上げました、阿賀野川の沿線から北の部分、加治川の沿線から南の部分。同じような状
況にありますけれども、中身が違うのです。片一方には大河が流れております。水はあります。片一方は
ないのです。あなたは今、私の質問に対して水を十分に供給するように指導をしているということですが
水が無かったらどうすればいいのですか。

◎農産園芸課長
お話しの水系におきましては、輪番制なりあるいは用排水路の反復利用をしながら取り組んでいるという
ことで、水事情が非常に厳しい状況にあることも承知をいたしております。

◆石井修委員
承知をしておられるので、それをどういうふうにと。48時間、川の右岸側、2日間こちらに水を流すと反
対側は2日間水を流していないわけです。用水を流していないわけです。今度こちらに48時間、2日間流
すわけです、そして止めるわけでしょう。今度こっちと、輪番制というのはこういうことです。去年の2
月まで水は十分にあると新潟県は30年間言ってきたわけです。だけれどもため池を作った翌年からもう30
年間、実は輪番制をやってきたわけでしょう。ですから皆さんの感覚もそうなのです、うまくやれば何と
かなる。実際に去年は、水害になるくらい雨が降ったから助かったのです。その前の年は、長雨でずっと
じくじくしていたから出なかった、と思っていたのです、水は一杯ある。去年は出ました、阿賀野川沿線
で。それは水が十分にあったけれども、秋の刈取りの時期に自分のコンバインをその田んぼに入れるとじ
ゃぶじゃぶしていると悪いというので夏場から乾かしておいたから、耕作をうまくやるために水を切って
おいたから、出てしまったのではないですか。水は十分にあったのです。ですから、それは営農指導とい
う部分でできるのです。営農指導で。それは出した方が悪いのです。だけれども、決定的に水が無い所は
どうするのですかということです。輪番制にするということは水が足りないから輪番制にしているので、
それでも足りない所はどう対応なさるのですかということです。

◎農林水産部長
金曜日の委員会でもお話ししましたように、そういったことを踏まえて現在、地域で検討を始めていると
いうことでございます。